TOMOKO

2019年4月8日3 分

4/7名古屋BLカフェ・ライブにて実験 (2019)

そしてライブ当日。

加藤さん、TKさんご夫婦もリハーサルから参加。

機材をならべて試行錯誤。

 「聞こえ方」「感じ方」というものは、健常者でもひとりひとり違っていて 聴覚障害のある人でも、分類はあって名前がついていても、もひとりひとり違うんです。 とにかく、やってみなければわからないんですよね。

骨伝導イヤフォンは、二人とも全く聞こえず、今回の場合バンド演奏中の大音量の中では、私も何も聞こえなかった。

Bluetoothの遅れはかなり気になる。

普通の小型スピーカーからギターの音だけを出して触ってみる。フロントネットから指先に、確かにギターの振動がぴりぴりとキテます!!これはちょっと効果ありか?すると旦那さんがポケットからおもむろに風船を取り出して、膨らませてスピーカーにつけてみたら これはビリビリと絶大な効果があるではありませんか!!!! ひょうたん形の風船に、

ビニールテープで小型スピーカーを巻きつけて、見栄えはともかく「風船スピーカー」が完成しました。

 空気振動で伝わる低音楽器(バスドラム・ベースのスラップ音など)も風船に共振して、心地よい天然のミキシングバランスとなりました!!

” 目から鱗 ” ってまさにこのことです!

 別の方に弾いてもらい、私も体感させてもらったら、まるでわたしの腕の中で一緒に弾いているかのごとくアコースティックギターのホールトーンのように伝わってくる! ピッキングがわかるんです!すごい!これはすごくたのしい!!! 「テッテケテケテケ・・・」お~~~~ !!!!!!!!!

そしてライブが始まりました。

 ご夫婦の許可をもらい会場のみなさんにもお知らせして、休み時間には風船スピーカーを見に行くお客様もいて交流されていました。

TKさんからのメッセージです。

骨伝導イヤホンは残念ながら使用出来なかったけど…「風船」をスピーカーに取り付けることで振動が直接伝わり私たちの手でTOMOKOさんのギターの1音1音感じながら楽しみました。(中略) 風船。アコギの胴鳴りが非常に似てましたね。風船を抱えてのライブも楽しいですね。 コストをかけない気軽なモノがあったらいいなあと思います。

2部ではスピーカー取り付けた風船を妻の身体に抱きつくように試したところ、大変効果あること分かりました。

 長年の経験で「音楽は身体で感じるもの」 私たちに限らず日本中、世界中に広めたら良いと思います。 観客も演奏する側も会場が一体になって「輪」を実現出来たら良いなぁと思います。

俺はもっと学びたい気持ちがあります。俺のギター演奏を見たいという周りの人たちもいます。 自分のモノになるよう地道に努力してTOMOKOさんと共演出来たらと良いなぁと。 「夢」を実現したいです。こんな俺ですが…宜しくお願いしますね。TK

 ギンギンのロックギターを聴いたとき、けっして心地よく「癒された」ではなくて

「元気がでた!」とか、ちょっと不良な、かっこいい、ドキドキする、etc...

例えば思春期に、親に内緒でデートをしたときのような、、、

例えば子供から大人になっていくときに、悪いことをしているような気がしながらも好奇心がまさった時のような

例えば種が、何らかのストレスを受けることで発芽するようなパワー

そんな胸の奥の、かゆい部分に響くような気がするのです。

エレキギターにしか出来ない特別な力があると信じています。それが私がギターを愛する所以でしょうか。だから今回友人や先輩の力をお借りして、エレキギターのダイナミクスを伝える試みが出来て、心から嬉しいです。 ありがとうございました!! つづく

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